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11月1日,2017 by 小淵沢絵本美術館
りんごの絵本

りんご が美味しい季節ですね・・・!
まっ赤でまあるいりんごは、その存在感からでしょうか、
絵本の世界でも大の人気者です。

「りんご が登場する翻訳絵本は?」と聞かれたら、
皆さんは、どんなタイトルを思い浮かべますか・・・?

ヒゲのおじさんが大きな大きなりんごをかついでいく・・・
そうそう!『おばけりんご』!?

『はらぺこあおむし』にも、りんごが登場しますよね。
あおむしくんがいちばん最初に穴をあけるのが、りんごです。

「小淵沢絵本美術館」の絵本ショップコーナーで、
りんごがテーマ、またはりんごが印象的に描かれている絵本
を探してみたところ・・

7冊見つかりました!(けっこうあるな〜)

ひとくちに「りんご」といっても、それぞれの絵本の個性は
本当にさまざま。
並べてみて、驚きました。

瞬時にスッと入り込んでくるようなデザインの美しい絵本、
ナーサリーライム、
かわいらしいチェコの絵本、
あなたがあなたであることの大切さを語りかける詩の絵本、
家族で一致団結の、冒険ストーリー!
与えることの深さ、与えられることへの気付きの絵本


どの絵本も素敵だけれど、今回、いちばん小さなチェコの絵本を
ピックアップしてご紹介したいと思います。
60年以上前にチェコで出版され、絵を手がけたのはチェコを代表
する挿絵画家のヘレナ・ズマトリーコバー (Helena Zmatlikova)です。
日本での初版は1972年、福音館さんで出版されました。

お子さんが手に持つのにもぴったりの大きさと、やさしいピンク色の表紙、
とってもかわいいですね🎵

中身は・・・やっぱり、とってもかわいいです!

主人公は小さな男の子。マルチンという名前です。

庭一面に降った雪を見て
「だれが こんなに おさとう まいたの?」と不思議がるマルチンに、
「あれは ゆきよ」とお母さん。
マルチンはまだ小さいですから、
知らないことがたくさんあるのです。
お庭の「りんごの木」もそのひとつでした。

お話は、このお庭のりんごの木と、その風景が見える窓を舞台に
展開します。

ページをめくるごとに季節は移ろい、りんごの木も変化していきます。
マルチンはりんごの木に話しかけ、見守り、時にお世話の仕方を
学びながら、1ページ毎、実りに近づいていくりんごの木といっしょに
成長していきます。

楽しみにしていた収穫の時がついにきて・・
最後のページには、誰もがにっこりしてしまうのではないでしょうか。

そして、忘れてならないのが、脇役の動物たち!
イヌ、ネコ、ハリネズミetc. いろいろ登場します。

シンプルで素朴な味わいの絵本「りんごのき」は、ギフトにもおすすめ🎵
リンゴといっしょにプレゼント・・なんてどうでしょうか?


ドリンクサービスには、りんごジュースもございます。皆さまのお越しをお待ちしております♬

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